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新勝寺の豆まきなど様々な行事やイベント参加も力士の仕事です

time 2017/05/05

新勝寺の豆まきなど様々な行事やイベント参加も力士の仕事です

いつもはテレビでしか見ることができない力士たちを間近に見ることができるイベント、それはずばり「豆まき」です。
成田山新勝寺の豆まきが有名ですが、地域のお寺や神社も力士の方々や有名人を招いて「節分会」を催しています。

力士と豆まき、何か関係はあるのでしょうか。

江戸時代、庶民の娯楽として大変人気があったのが相撲興行でした。
もともと、相撲は「神様への奉納」を目的とした儀式でしたが、だんだんエンターテイメント性を持つようになり、ひいきの力士を応援したり格闘技としての魅力を楽しむようになりました。

そうした中で、神社やお寺で節分会の法要を行う際に「人気者を呼べば、たくさんの人を集められる」と力士や有名人を呼ぶようになっていったのです。
これは、お寺や神社に行った人々がお布施、お賽銭を収めてくれるからなんです。

とっても現実的な理由なのですが、力士は「健康で力自慢」の象徴で、強いイメージがあり鬼をやっつけるにふさわしい存在だったことも手伝い、寺社は大盛況をはくしました。
その名残で、今でも俳優さんや女優さん、力士といった人々が招かれています。
特に成田山新勝寺には、横綱や大関が登場することもあり、大変な賑わいを見せています。

力士を象徴する動きとして「四股」があります。
片足を高く上げて力強く大地に足を下す、あの動きは単なるポーズではありません。

もちろん、土俵上でこれから戦う準備運動という面もありますが、力強く大地を踏むことで、邪気を払うという宗教的な意味合いもあります。
このように、力士はその健康的で力強い身体で世の中の悪いものを払ってくれるという存在なのです。
ですから、小さい子どもを力士に抱っこしてもらうとその子が健康に育つといって喜ばれるのは、単に人気者だからというよりも「子どもを悪霊から守ってほしい」という気持ちからなのです。

お相撲さんたちも、単純にファンとの交流を大切にしているという面ももちろんありますが、自らの鍛えた身体と精神で周りの人の邪気を払う、といった側面を持っていることを知ってファンとのふれあいを大切にしているのです。
ただ強いだけでは相撲界で認められないのはそのためです。

豆まきの時にはにこにことたくさん豆をまいてくれるお相撲さんたちですが、実は神様に豊作や健康を祈願するために鍛え上げ、その強さを私たちに還元してくれているのです。
ですから、お相撲さんがまいた豆をいただくとご利益がある、と思えるのかもしれません。

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