今、ここにある男の仕事事情

~世の男たちのためのお仕事情報を随時紹介していきます~

名古屋場所で働く「行司」の役割と仕事

time 2017/04/29

名古屋場所で働く「行司」の役割と仕事

主な行司の仕事について

100㎏を超える男たちがまわし一つで体をぶつけ合う大相撲。
その勝負は長くても数分、ほとんどが数秒で決します。

その勝敗を裁くのが行司の役割。

軍配を手に烏帽子を被り白足袋姿で土俵上を動き回ります。

土俵際力士がほぼ同時に倒れ込んだときでも、東西いずれかの方向に素早く軍配を上げます。

行司は通常のスポーツで言う引き分けである同体を決める権限はなく、必ずどちらかを勝ちとする必要があります。
仮に間違って軍配を上げた場合は、土俵下に控える勝負審判が物言いをつけます。
勝負審判は東西に一名ずつ、正面に一名そして正面の反対側行司溜りに二名の計五名で勝負の行方を見守ります。

このように行司と言えば土俵上の勝敗を裁くことが仕事だと考えられがちですが、実は他にも様々な役割を担っています。
場所前に発表される番付表を書いたり、土俵上の勝負を決めた技つまり決まり手を伝えるのも行司の仕事です。

また相撲中継が行われないときでも、地方巡業や様々な行事で縁の下の力持ちとしての役割があります。

地方で試合が行われる時、行司は何をしているのか

例えば地方へ行く際の交通機関や宿泊施設の手配及び部屋の割り振り、神事にふさわしく国の安泰と五穀豊穣及び相撲の安全を祈念する土俵祭の祭主を勤めもします。

場所中の取組みや番付をどのようにするか決める編成会議の書記を勤めることもあります。

様々な行事に関わる必要がある行司ですが、行司になるには義務教育を終了した満十九歳以下の男子であれば原則なることはできます。
ただし定員は四十五名で、十両以上は二十二名と決められています。
以前は力士と別に部屋を持ち独立していましたが、現在は相撲部屋に所属しています。

行司は九階級あり、階級によって装束が変わります。

一般的にテレビで見る装束は十両格以上の姿であり、幕下各以下の行司は足袋を履かず裸足で勝敗を裁きます。
また軍配に下がる房の色にも違いがあります。
そういった視点で行司を見るとまた違った楽しみがあります。

各場所は一年のうち奇数月に開催されます。
一月初場所、五月夏場所、九月秋場所のは東京両国国技館で、三月春場所のは大阪府立体育会館、七月名古屋場所は愛知県体育館、十一月九州場所は福岡国際センターで開催されます。

年六場所制になったのは、1958年で名古屋が最後に加わりました。

本場所がない偶数月は全国津々浦々を巡業し相撲の魅力を伝えています。
行司は勝敗を裁くだけではなく、対外的行事や角界内での行事において重要な役割を担っています。

down

コメントする




男のための力仕事の求人